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【シネマパラダイス】40分の尋問シーンは恐怖 “戦慄の一夜”描いた実録社会派サスペンス「デトロイト」

 1967年、米デトロイトで起きた大規模な暴動における“戦慄の一夜”を描いた実録社会派サスペンス。監督は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー。ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールターほか出演。26日公開。2時間22分。

 暴動の最中、R&Bグループ、ザ・ドラマティックスの黒人青年、ラリーは夢の初舞台を断念し親友とモーテルに逃げ込む。宿泊中の若者が悪ふざけでおもちゃの銃を発砲すると、警官がモーテルに突入。狙撃犯がいるはずだと宿泊者を集め、尋問を開始する。

 【ホンネ】戦場と化した大都市の臨場感あふれる映像もさることながら、40分に及ぶ尋問シーンの恐怖たるや! 命や人生を奪われた黒人たちのドラマが、ずっしり心に沈む。現在も続く白人警官によるいわれなき黒人への虐待を告発する力のある、恐るべき作品。(映画評論家・折田千鶴子)★★★★★

 ★5つで満点

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