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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】悲喜こもごもの今年のアカデミー賞候補 “批判”功を奏した?多彩な顔ぶれに (1/2ページ)

 ユニークな作品や才能あふれる演技の数々で、予想困難といわれる今年のアカデミー賞候補が発表された。

 最多候補は、南アメリカで捕獲された両生類の男と口のきけない女性のロマンスをつづったファンタジー「シェイプ・オブ・ウォーター」。昨年の「ラ・ラ・ランド」などに続く史上2番目の13部門ノミネート。

 続くのは戦争巨編「ダンケルク」の8部門。あの鬼才、クリストファー・ノーランがオスカー監督賞候補になるのは初めてというのは驚きだ。

 前哨戦の一つ、全米映画俳優組合(SAG)賞制覇の「スリー・ビルボード」が6部門、7ノミネートで後を追う。

 以前、人種や女性差別的と問題になったオスカー。現在アカデミー会員約8400人中、男性72%、白人87%で依然、白人の男社会。しかし批判が功を奏したのか、今年は多彩だ。

 注目は監督賞。大ヒットホラー「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールは一度に監督、脚本、作品(制作)の3部門で選ばれた初のアフリカ系に。

 女子高生と母親の確執をつづったコメディー「レディ・バード」では、34歳のグレタ・ガーウィグが女性として史上5人目の監督賞候補に。

 機密文書を暴露し政府と対決するワシントン・ポスト紙を描いた「ペンタゴン・ペーパーズ」で、実在の同紙社長を演じたメリル・ストリープは、自身の記録を更新する史上最多21度目の入選。オスカー好みの今日的テーマだが、スティーヴン・スピルバーグは監督賞にもれ、後進に道を譲る形になった。

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