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【冬ドラマ 注目の美女たち】広瀬すず、“キラキラ美少女感”封印でキャリアアップ 日テレ「anone」主演 (1/2ページ)

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 先月から始まった各局の新ドラマ。その中で、キラリと光る女優たちをドラマ評論家、田幸和歌子氏が紹介する。

 日本テレビ系『anone』(水曜午後10時)で、身寄りのない孤独な19歳の少女、辻沢ハリカを演じている広瀬すず。

 ハリカは両親と隔絶した悲しい記憶を「優しい嘘」で包み隠してきた。しかし、林田亜乃音(田中裕子)と出会い、偽物家族との共同生活で、真実の愛を知る物語だ。

 艶々の黒髪をバッサリと切り、キャップにオーバーサイズのダウンパーカーとデニム、大きなリュックとスケボーを担いだ少年のようなルックス。印象的な大きな瞳は長めの前髪で覆い、本来の「キラキラ美少女」感を完全に封印した。

 前髪の下から挙動不審にのぞき見るしぐさは、つらい思いをしてきた野良犬のようにも見える。

 それでいて、田中裕子相手に「駆け引き」を正面から提案するしたたかさ、少し打ち解けただけでパジャマを借りて布団で寝てしまう無防備さ、パンの食べ方をまねしてみせる、子供のような無邪気さもある。

 美少女の輝きを封印したことで、手に入れたのは、母性本能をくすぐる愛らしさと純粋さ、はかなさ、痛さだ。

 広瀬自身も、ハリカと同じ19歳。多数のCMや映画で、若手女優のトップを走り続ける。2019年4月から放送される100作目のNHK連続テレビ小説『夏空』のヒロインにも決定した。

 にもかかわらず、このタイミングで、坂元裕二ワールドに挑戦するなんて、なんと貪欲で、なんと野心家なんだろう。

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