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【大人のTV】MC・千鳥が一番痛い思い…だから笑える「NEO決戦バラエティ キングちゃん」

★「NEO決戦バラエティ キングちゃん『アイドルを食いつかせろ!嘘ゴシップ王』」(テレビ東京、19日深夜0時22分) 

 いまや売れっ子コンビとなった千鳥がMCの深夜バラエティーだ。今回でなんと第3シーズンに突入。前シリーズでも、小欄で取り上げたが、それだけ人気があるということだろう。

 この番組のキモは、芸人やタレントが時折みせる“素”の顔だ。追い込まれて、追い込まれて、ちょっとした隙にみせる、何ともいえない表情をカメラはきちんとおさえている。言ってみれば意地悪な演出だ。

 毎週違う企画に挑戦するわけで、今回は「嘘ゴシップ王」。これは何も知らされていないアイドルに、芸人たちがあるはずのないゴシップを聞かせて、信じ込ませようという企画。芸人の話芸が問われるわけだ。

 これまでにも奇抜な企画をみせてきた番組。何度か行われている「今ヤリにいけるアイドルGP」という企画は、例えばバイきんぐの西村瑞樹が気功師というあり得ない設定に、アイドルがどこまでのってくるかを試すというもの。

 テレビ番組に出演したいがために、企画にのっかりながらも、まったく信じていないアイドルの表情が時折、画面の隅に映っているのが、鳥肌ものの恐ろしさだ。

 「死神の重圧をはねのけろ」では、街ブラロケにボンデージ姿の死神(木嶋のりこ)が同行。ロケ先の店で大喜利をして、店員に一番気にいられなかった芸人が死神から罵声を浴びせられるというものだ。アルコ&ピースの平子祐希にいたっては、トラウマになるほどの心の折られっぷりだった。

 何ともバカな企画ばかりだが、若い芸人がだまされたり、いじめられたりするのをMCがみて笑うのではなく、むしろMCの千鳥が一番痛い思いをしているぐらいだ。だからこそ、視聴者は腹を抱えて笑うことができるのだろう。(F)

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