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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】広瀬姉妹が逆転したワケ 存在感増す姉・アリス、妹・すずは役に問題あり!? (1/2ページ)

 最近、広瀬アリスの存在感が増し、妹の“すず超え”をしたと話題ですが、そんな単純な図式ですかね。確かにNHK朝ドラ「わろてんか」の、リリコはキャラが立っていますが、これぐらいの実力は、前から備わっています。

 問題は広瀬すずサイドの、キャスティング運のなさじゃないですか。昨年の主演映画「チア☆ダン」では、広瀬すずがモデル体形の中条あやみに絵柄で負けていました。普通のコがリーダーになる設定だから成立しましたが、動きのある場面は弱かったです。

 そして前評判が良かった「anone」(日テレ系、水曜夜)では、身よりのない可哀想な役を演じてます。顔半分は「ゲゲゲの鬼太郎」みたいに髪の毛で覆われ、元気はつらつのすずちゃんのイメージと、かけ離れてしまいました。

 これは人気脚本家に頼りすぎた番組制作のあり方が、問われますね。昔から「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの」と言われてきました。それを体現したのは巨匠・倉本聰です。「火の用心・・・」というセリフの、点々を演じろと言ったのは有名な話で、本読みには必ず立ち会います。出した脚本は、ほとんど書籍化され、台本だった脚本を、作品に押し上げた人物でした。

 倉本聰に続いたのが野島伸司、そして「anone」の坂元裕二でした。けど分業制が進んだ現代では、世界観が重要なオリジナル脚本のヒットは、難しいとされています。アカデミー賞には「脚本賞」と「脚色賞」があり、以前は「原案賞」もありました。だからオリジナル脚本で当てる人は、オスカー3つ分の価値があるのです。その重みを理解して、書くのは至難の技です。

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