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『わろてんか』視聴率V字回復の理由 まだ上がる余地ありか (2/3ページ)

 18週は、「てんがいよいよ女興行師として最前線へ」という筋書き。それまでのてんは、「笑顔で夫を支える元お嬢さん」というイメージでしたが、「ヒロインが仕事に奮闘する」という朝ドラらしいストーリーになったことで、長年の朝ドラファンが戻ってきたのではないでしょうか。

 また、19週はリリコ(広瀬アリス)と四郎(松尾諭)の新コンビが「しゃべらん漫才」を完成。伝説のコンビ、エンタツ・アチャコを彷彿させるキース・アサリに続いて、ミスワカナ・玉松一郎を彷彿させるミス・リリコ アンド シローが登場するなど、当時の芸能史をなぞるような興味深い演出で視聴者を引きつけました。

 ヒロインが仕事に奮闘するストーリーと、歴史をなぞる演出。どちらも長年、朝ドラの視聴率を支えてきた中高年層が好むものだけに、「見るか見ないか紙一重」の人々を取り込んでのV字回復も納得できるのです。

 ◆恒例の“朝ドラ受け”が残り1か月に

 その他の理由としては、高橋一生さん、成田凌さんというイケメン2人の出番が多く、さらに亡くなったはずの松坂桃李さんも幻のようなイメージでたびたび登場。「女性ファンたちの期待に応えている」という側面は多少なりともあるでしょう。

 そして、もう1つ見逃せないのは、『あさイチ』の井ノ原快彦さん、有働由美子さん、柳澤秀夫さんが今春での降板を発表したこと。これによって、「恒例の“朝ドラ受け”が見られるのもあとわずか」になり、その価値が増しているのは間違いありません。

 NHKにとって“朝ドラ受け”最大のメリットは、朝ドラと『あさイチ』の冒頭をリアルタイムで連続視聴してもらいやすくなること。つまり、視聴者がリアルタイムで見る確率が上がり、それなりの視聴率アップが見込めるのです。

NEWSポストセブン
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