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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】大杉漣さんは現場を愛し、愛された苦労人 映画やドラマに欠かせない名脇役 (1/2ページ)

 〈突然のことではありましたが、私は2月21日の深夜、千葉への車中で覚悟はできていました。

 病室で対面した時に大杉に“しばしのさようなら”をしなければいけない現実に立ちつくしました。

 撮影中の皆さまもずっと寄り添っていただき朝を迎えました〉

 俳優の大杉漣さんが21日午前3時53分に急性心不全で急逝した。享年66。妻で所属事務所社長の大杉弘美さんが23日、公式サイトでコメントし、いまわの様子を伝えた。深い悲しみと喪失感はいかばかりであろう。

 大杉さんは、テレビ東京のドラマ『バイプレイヤーズ』の収録後、食事し、ホテルに戻ったところ、腹痛を訴え、病院に運ばれたが帰らぬ人となった。

 「病院には共演する松重豊や遠藤憲一、光石研、田口トモロヲが駆けつけましたが、最後を看取る形になり、全員が号泣していました。ドラマは大杉さんの肝いり企画で、5人が主役。そもそも脇役俳優が中心のドラマなんて以前なら考えられません。現在の“脇役ブーム”を作ったのは他ならぬ大杉さんでした」(ドラマ関係者)

 ヤクザからサラリーマン、刑事、教師、ホームレス…変幻自在のカメレオン俳優の異名を持つ大杉さんは、最近はバラエティーの『ぐるナイ』(日本テレビ系)にも出演し、お茶の間の人気者でもあったが、俳優仲間の間では苦労人として知られていた。

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