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【ぴいぷる】信じる力で主婦から映画プロデューサーに変身 益田祐美子さん「人は支えあうから強くなる」 (3/3ページ)

 苦労が大きければ大きいほど、それを克服し完成にこぎ着けたときの喜びも深く大きい。これまでドキュメンタリーもいれて15作ほどの映画をプロデュースしてきた。

 最新作は『一陽来復 Life Goes On』(3日公開)。

 東日本大震災後の東北3県を舞台に被災者の暮らしを追った異色のドキュメンタリーだ。監督はこれまでも何本かの作品で製作プロデューサーをつとめたユン・ミア氏。

 悲しみを胸の奥に秘めながらも、希望を捨てずに淡々として、しかも前向きに生きる被災者たち。カメラは彼らの暮らしを静かに見つめる。

 「そのほうがかえって強い感動をもたらし、希望が生まれるんですね。試写会には秋篠宮ご夫妻と眞子さまがお越しくださり、非常に関心深くご覧いただきました」

 一連の作品を通して強調したいのは、人はひとりでは生きられないということだ。

 「ひとりは弱いけれど、支えあうから強くなる。人と人との間で生きているから、文字通り“人間”なんです。映画製作を通して、人の心は傘に似ていて開いたときに最もよく機能することを、身をもって知ることができました」(ペン・香取俊介 カメラ・宮川浩和)

 ■益田祐美子(ますだ・ゆみこ) 企画プロデュース会社「平成プロジェクト」代表。1961年2月生まれ、57歳。岐阜県出身。金城学院大学卒。雑誌記者を経て、2003年、イランとの合作映画『風の絨毯』を製作したことを機に映画プロデューサーとなる。『平成職人の挑戦』(05年)、『蘇る玉虫厨子』(08年)、『築城せよ』(09年)、『シネマの天使』(15年)、『こいのわ 婚活クルージング』(17年)などを製作。東日本大震災から6年後の東北を舞台にしたドキュメンタリー『一陽来復』が3日から順次公開。

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