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【私だけが知っている女優・吉永小百合】「ちゃんとした母の味がするご飯を握りたかった」地元の味にこだわり作ったおにぎり150個 (1/2ページ)

★(6)リアリティー

 もともと吉永小百合(73)は映画やテレビドラマの主演が決まると、ロケハンから参加したり、単身でヒロインのゆかりの地を訪ねて役作りをしたりする熱心な女優だ。

 映画「動乱」(1980年)で高倉健と共演して以降、さらにリアリティーを求めるようになっていく。健さんは大ヒット映画「南極物語」(83年)でもそうだったが、ロケ現場の気温や風土に合わせて体調を整える。

 健さんは寒中ロケでは休憩時間でも暖をとらず、環境に対応した芝居にこだわる。そして、合間に腕立て伏せや腹筋をして体をいじめる。彼のストイックな姿勢はすべて俳優業のためだ。小百合も現在公開中の映画「北の桜守」で、事前に舞台となったサハリン(旧樺太)や網走に足を踏み入れている。

 「江蓮てつ(主人公)が生まれ育った土地を見て、風を受けて本当によかった。想像以上に空は青く、きれいで、そこで生きた人たちの思いが伝わってくるようでした」。これは彼女の舞台あいさつでの言葉だ。

 北海道のおにぎりは三角ではなく丸い形だと聞くと、地元の主婦に習って懸命に握った。その数150個。稽古台になって食べさせられた共演者は満腹状態になったという。小百合は「ちゃんとした母の味がするご飯を握りたかった」と頑固を笑顔で包んで話す。

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