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【酒井千佳の気分は明朗快晴】気象予報士としての使命 皆さんの適切な行動につながるような情報を届けたい (1/2ページ)

 西日本を中心に大雨に見舞われ、各地で甚大な被害が出ています。被害に遭われた皆さま、お見舞い申し上げます。このような天災が起こるたび、自分の天気予報の伝え方はこれでよかったのか、もう少し自分にできることがあったのではないかと考えさせられます。

 先週も毎日、夕方のニュースで天気をお伝えしていました。大雨の予想はしていましたし、非常事態が起こる可能性も想定していました。ただ、それを皆さんにしっかり伝えられていたのか、今も自問自答しています。

 今回、たくさんの方が亡くなるという事態になってしまいました。なぜその方々に私の呼び掛けは届かなかったのか。また、危険が迫った家で怖い思いをされた方もいらっしゃったかもしれませんが、なぜ避難できなかったのか。

 危険な状況になる前に避難をすることが、とても重要なのです。早め早めの避難行動をとってもらえるような天気予報の伝え方が必要だと痛感しています。

 気象予報士として天気をお伝えしてきて7年目になります。さまざまな災害の場面に出合い、その時々で警戒を呼び掛けてきましたが、いまだに伝え方の正解は出ていません。気象庁もここ数年でより詳細な情報を発表するようになってきていますが、われわれ気象予報士も伝え方を変えていかなければならないという責任感を感じています。

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