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【ぴいぷる】リアルに生きてるか-大江千里 NYジャズ留学では「アホなのか、天才なのか」と話題に (3/3ページ)

 「でもある時、ピスタチオみたいにぱかっと『原曲でいいじゃん』っていい感じに肩の力が抜けて、ジャズの領域にパン! とアタックが決まったというか。そしたらジャズのほうもうまくレシーブできて」と手応えを見せる。

 アルバム制作を経て、これまで避けてきたジャンルの音楽も聴くようになった。

 「本当にジャズが好きで、それを研究するのが大好きな人たちが、新しいジャズをつくっていくということも必要なんじゃないかな」

 それが「Boys&Girls」を作ったことで開いた芽だ。

 「60歳の青春が始まる。老眼はひどくなるけど、別の芽が出てきて、もっときらきらする。何かが始まるんだ」

 アルバムのタイトルにはそんな思いを込めた。心はみずみずしく、かつてのポップスターはジャズピアニストとして、新しい山を登り始めた。」(ペン・内藤怜央 カメラ・寺河内美奈)

 ■大江千里(おおえ・せんり) 1960年9月6日生まれ、57歳。大阪府出身。83年、シンガーソングライターとしてデビュー。「十人十色」「格好悪いふられ方」などのシングルがヒット。2008年からジャズピアニストを目指し渡米。12年に自身のレーベル「PND Records&Music Publishing Inc.」を設立し、アルバム「Boys Mature Slow」でジャズピアニストとしてデビュー。9月5日にはデビュー35周年記念作品「Boys&Girls」を発売する。

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