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【ぴいぷる】隙間を“ズイズイズイ~”っと生き抜く! 小島よしお「自然発生的な芸。子供たちの反応がすごい」 (3/3ページ)

 緻密な策略家?

 「いえいえ、その反対。弱い、人間なんですよ」と笑ってみせた。

 最近読んだ『琥珀の夢』(伊集院静著)に感動したという。日本のウイスキーの創始者、鳥井信治郎を描いた小説だ。

 「ウイスキーという当時としてはニッチな商品で、強豪のいない世界に新天地を切り開く、そんな鳥井さんという人の生き方に共感しましたね。雑草は一見たくましく見えるけど、本当はコンクリートの隙間なんかライバルのいない空間に根を下ろすことで生き残りをもくろんでいる、と。お手本となる生き方だな、僕にぴったりだなぁと思いました」

 これからも雑草のように生きていく。そのためには、子供にもっと直接届く“道具”が必要と感じている。新たなパフォーマンスの創造の時期と言う。

 「今、自宅近くにそこそこのスペースの稽古場を借りたんですよ。男女コンビの『新鮮なたまご』や犬ネタで売れてきた『シューマッハ』なんか数人で集まって切磋琢磨していて、僕も負けじとネタ作り、励んでます」

 新たな芸が、また自然発生的に、ズイズイズイ~と生まれてくるか。(ペン・冨安京子 カメラ・佐藤徳昭)

 ■小島よしお(こじま・よしお) 1980年11月16日、沖縄県生まれ。37歳。早稲田大学在学中に、コントグループ「WAGE(ワゲ)」でデビュー。2006年からピン芸人として活躍。毎日、筋トレと数キロのランニング、時にはボルダリングを混ぜ、体力、体形を維持。著書に『キッズのココロわしづかみ術』(主婦と生活社)、『ぱちょ~ん』(ワニブックス)など。

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