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【ぴいぷる】“父超え”快挙も「意識してないですよ」 渡辺大、ひたむきにこだわる生き方 (3/3ページ)

 今作では夢をかなえるため、何度もくじけそうになりながらも奮闘する役回りだ。

 「僕だって、若いころは、何度もオーディションを受けては落ちてきました。ダメ出しだっていっぱい受けてきた。何度もくじけそうになりましたが、でも続けていかないとうまくはならない。ダメだと言われてそこで止まっちゃうと、それで終わり。僕は、ダメなら、どうすればいいのかと考えることができるタイプなので」

 向き合うべき現実も大切だが、それ以上に前に進みたい。だからこそ、夢も次々と湧いてくる。

 「今回、国際映画祭の現場に立ち会うことができて、いろんな国の方々と触れあうことができました。日本の中だけでやっていると、決して出会うことのない人たち。そんな人たちと一緒に仕事ができれば面白いですよね。アンテナを張って、機会を探していきたいですね」

 そんな目の前には、やはり父の背中がある。

 「父だって、今でこそ海外とのつながりもできて、映画や舞台に出ていますが、最初は語学もままならないところからのスタートだった。一つ一つクリアしていき、何もないところから作り上げていった父はすごいと思いますよ。十何年もその姿を見てきましたから」

 その姿をみてきたからこそ、父の背中は壁ではないのだ。それは、夢に導いてくれる灯台なのかもしれない。(ペン・福田哲士 カメラ・寺河内美奈)

 ■渡辺大(わたなべ・だい) 俳優。1984年8月1日生まれ、34歳。東京都出身。父は俳優の渡辺謙、実妹は女優の杏(32)。

 2002年、ドラマ「壬生義士伝~新撰組でいちばん強かった男~」でデビュー。03年、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」で豊臣秀頼役に抜擢される。07年公開の映画「県警強行殺人班 鬼哭の戦場」で初主演。09年スタートのテレビ朝日系「臨場」シリーズなど話題作に多数出演している。

 08年に一般女性と結婚し、現在1男1女の父親でもある。

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