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【テリー伊藤 狸の皮算用】クルマ乗り換えサービス編 高齢者向いている? 会員制リゾート感覚で利用できる新サービス (1/2ページ)

 トヨタ自動車は来年から、毎月一定の会費を払えば、例えば仕事には高級セダン、レジャーにはSUVなど用途に応じて複数の車を自由に乗り換えられるサービスを始める。つまり、クルマの定額乗り放題で、税金や保険の支払い、車両のメンテナンスなどの手続きは不要。

 背景にあるのは、若い世代の車離れだ。昨年の新車市場は約523万台で横ばい状態が続いている。一方、カーシェアリングの会員数は132万人と5年前の約5倍近くに急増。いろいろな車種に乗る機会を増やし、新車の販売につなげる考えだという。

 この乗り換え放題サービスを聞いて、東急ハーヴェストクラブなどの会員制リゾートホテルを思い浮かべた。会員になると、季節に応じて蓼科、軽井沢、箱根…と、あっちに行ったりこっちに行ったりできるということで、私の周りにもけっこう利用者は多い。

 考えてみたら、高いカネを払って軽井沢に別荘を所有しても、掃除やメンテナンスなどが大変。面倒なことはしないでも済み、少数オーナー制で予約が集中する夏休みや正月なども安価で宿泊できるとなったら、コッチを選びたくなるかもしれない。

 こういう会員制リゾートと同じような感覚でクルマを乗り換えられるというのは、意外に若い人よりも50歳過ぎの高齢者に向いているかもしれない。ふだん、派手な赤いクルマを買わない人が、こういうチャンスに赤いのに乗ってみようと思ったりするもの。トヨタみたいに車種が多いと、それがしやすいよね。

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