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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】リタ前夫人の対応で見えたゴーン氏の本性 多くの者を力でねじふせ… (1/2ページ)

 「アグリー」

 「異議なし」

 11月22日、約4時間にわたって開かれた日産自動車の取締役会は、逮捕された会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)と代表取締役のグレゴリー・ケリー容疑者(62)を除く、7人の取締役全員が出席。最後にゴーン容疑者の会長職解任などの決議がとられ、全会一致で決議された。その瞬間、1999年に日産COOに就任以来、絶対的権力者として権勢をふるってきたゴーン容疑者は経営トップの座を失った。

 売上高12兆円の巨大企業のトップが逮捕、という前代未聞の事件。11月19日、東京地検特捜部は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕したが、以降、テレビ各局は「ゴーンショック」として、連日そのニュースを取り上げている。

 筆者もゴーン容疑者の逮捕に仰天したひとりだが、実は週刊文春時代に1カ月間かけてゴーン容疑者の“人物研究”をした経験がある。島田真編集長時代の2012年春のこと。ゴーン容疑者が妻のリタ夫人と離婚しており、原因は複数の愛人の存在という情報だった。

 瀕死(ひんし)の日産をよみがえらせたカリスマ経営者は当時約10億円の報酬を日産から得ており、内外からの評価も高く、すでに「役員もすべてゴーン会長のイエスマンで、ゴーン会長にものを言える人はいなかった」(日産関係者)。

 発端はゴーン容疑者のプライバシーに関わるものだが、彼のことを知る多くの関係者にあたっていくと、「リタ夫人との離婚話が難航していて、その訴訟費用を日産が出している」「リタ夫人が経営していたレストラン『マイ・レバノン』は日産がお金を出して運営していた」「パリに住んでいる愛人に巨額のお手当を支払っていて、そのお金は日産の子会社経由でいっている」「愛人と会うために世界各所に豪邸を所有している」など、お金にまつわる公私混同の疑惑が出てきた。

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