記事詳細

【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】“過去最高”ボーナスの喜劇 バブル期以上の好景気なのに世間には「終末観」蔓延… (2/2ページ)

 いよいよ、それが隠せなくなる時期も数値化できているのに、あえてそれを明らかにしていないというのだ。

 その話を聞いてガッカリとしてしまったが、素人が難しいことを考えても仕方ないと、帰り道にホッピーの焼酎濃いめで酔っぱらった。世間さまの本音もそんなところであろう。

 酔いが回ると、自分がとても良くできた「喜劇」の中にいるということに気がつき、ひとり大笑いしてしまった。

 これほどまでに深い「終末観」が蔓延する年末に、大企業のボーナスが新記録を出したというのである。

 これほどまでに、私たちを小ばかにした、ダークな笑いに富んだ喜劇があるであろうか。これを書いた作家は天才である。

 ■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画「首都高速トライアル」で俳優デビュー。90年には「スプラッシュ」で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。主な出演番組は「アウト×デラックス」(フジテレビ系)など。映画「ウスケボーイズ」が公開中だ。

関連ニュース