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【シネマパラダイス】あの有名な小説が書かれた顛末… 「Merry Christmas!ロンドンに奇跡を起こした男」

 イギリスの文豪チャールズ・ディケンズが、あまりにも有名な「クリスマス・キャロル」を書いた顛末の映画化。金欠のディケンズの前に、守銭奴のスクルージなど小説のキャラクターが登場する、ファンタジー的味付けが意表をつく。クリストファー・プラマーのスクルージが見もの。上映時間104分。公開30日。

 1843年、ロンドンの冬。落ち目のディケンズ(ダン・スティーヴンス)は原稿料の前借りを断られた上、妻は5人目の子供を妊娠し、父(ジョナサン・プライズ)は金をせびる。彼は金貸しのスクルージ(プラマー)を主人公に「クリスマス・キャロル」を書き始めるがうまくいかない。出版を断られたディケンズは、友人でエージェントでもあるフォースター(ジャスティン・エドワーズ)に励まされて自費出版に踏み切る…。

 【ホンネ】文豪というと重厚な男を想像するが、本作の彼は若くて調子がいい軽い男というのがユニーク。家族や恋人と祝う現代のクリスマスの原型を作ったのがディケンズというのが面白い。(映画評論家・おかむら良)★★★★

 ★5つで満点

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