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【高嶋ひでたけのラジオ“秘”交友録】三浦雄一郎、成功をお祈りする南米最高峰「アコンカグア」登頂

 先月というか、昨年の師走の3日、三浦雄一郎さんが会見した。かねて表明していた南米最高峰アコンカグア登頂を目指して正月2日に出発し、今月21日に登頂予定という。86歳。

 三浦さんとアコンカグアには忘れえぬ因縁がある。1985年、三浦さんが54歳のとき、アコンカグアからの滑降に成功し世界七大陸全最高峰から滑降という記録を達成した。しかし問題はここからで、三浦さんは目標を失い、以後不摂生の毎日。身長164センチで体重85キロを超え不整脈にも悩まされることになった。

 DNAが話題になった頃、「私はDNAでも何でも特に優れたところはありません」と三浦さん。われわれは三浦雄一郎といえばスーパーマンと思いがちだがその本質は「努力の人」なのだ。

 立ち直り、70歳でエベレストを目標に定めてから、今ではつとに有名になった2キロのおもりを両足につけ、20キロのリュックを背負って歩くという訓練の日々。

 ミウラドルフィンズを訪ねると、高度6000メートルの酸素環境が体験できる部屋もある(一般の人も利用可能)。三浦さんは75歳のエベレスト挑戦で、3度トライしても登れなかった壁が「死んでもいい」と思い、4回目にアタックしたら「フワッと難なく登れたんです」。それを聞いた、その時100歳の父、敬三さんが「先祖の霊が助けてくれた」と言ったそうだ。先祖も含め最強のチームが組まれている。

 「究極の介護登山です」といった三浦さん。当然、これはユーモアに裏打ちされた自信の言葉であると思う。成功をお祈りする。

 ■高嶋ひでたけ(たかしま・ひでたけ) フリーアナウンサー。1942年生まれ、神奈川県横須賀市生まれ。明治大学卒業後、65年にニッポン放送に入社。『オールナイトニッポン』などに出演。深夜ラジオでは“ヒゲ武”の愛称で親しまれた。80年代からは『お早よう!中年探偵団』『あさラジ!』などで“朝の顔”として活躍してきた。1990年からフリー。ニッポン放送で「高嶋ひでたけと里崎智也サタデーバッテリートーク」(土曜午後6時)に出演中。

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