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【酒井政利 時代のサカイ目】米津玄師も「さいこー」 ニューメディア発アーティスト・中村佳穂って? (1/2ページ)

 米津玄師を筆頭にニューメディア発の波が押し寄せる。その米津がつぶやいた「さいこー。中村佳穂“きっとね!”」が波紋を広げている。

 中村佳穂のアルバム『AINOU』のMVを動画サイトで見て「繰り返し聴いてます」と米津が書き込んだ。それが引き金となり、人気に火をつけたが、それまでもいきものがかりの水野良樹を始め、多くのミュージシャンが絶賛していた。

 京都の大学生だった20歳のとき、音楽活動を本格的にスタート。その存在がミュージシャンに知れ渡ったのはくるりの岸田繁主催のイベントで岸田が彼女を共演者として指名してから。

 その後、ライブハウスやフジロック・フェスティバルに出演。ピアノの弾き語りでソロ、デュオ、バンドなどさまざまな編成で活動。それは「ずっと決まった人と合わせていると、知らない間に自分を囲ってしまったり、このくらいがちょうどいいみたいに勝手に線引きをしてしまったりして、それ以上のスキルの出し方がわからなくなってしまうんじゃないか」という考えから。

 常に“ワクワク感”を大事にしている彼女にとって、「音楽をする自分に飽きたときがやめるとき」だという。

 ライブはMCと歌の境目がない独特のスタイル。ライブごとに楽曲が始まるリズムが違うという即興性に驚く。指でピアノを弾くというよりも、全身で音を楽しんでいる感のあるライブに類希なる才能が光る。

 「時代性やジャンルには興味がない」「音楽を聴いて震える人に興味がある」という中村の歌が日本中を席巻する日は近そうだ。

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