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【酒井政利 時代のサカイ目】「嵐・活動休止」「SMAP・解散」両者の決定的な違い (1/2ページ)

 2020年末をもって活動休止に入る嵐。突然の発表にファンは泣き崩れたが、解散ではなく活動休止までまだ時間もあることで、大荒れの嵐にはならず、穏やかな風になっている。

 きっかけは大野智(38)。何ものにも束縛されず、自由に自分のやりたいことをしたいとの思いが膨らみ、嵐を辞めたい、事務所も退社するとメンバーに伝えたのが2017年6月。以来、話し合いを重ね、導いた結論だった。

 40代を目前にして、窮屈な生活から抜け出したいと強く願うことに、何ら不思議はない。

 嵐は特別何かが突出しているグループではない。大野にはアートな側面やダンスのうまさはあるが、グループとしては歌も踊りも平均点、その親近感が武器なのだ。それでもSMAP解散もあって“国民的アイドル”ともてはやされた。

 アイドルに宿る魔界に溺れそうになると、足元が見えなくなることを大野は感じ取っていた。

 一方で二宮和也(35)は16年に映画『母と暮せば』で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞。「ジャニーさんとジュリーさんとメリーさんと、今まで迷惑をかけてきた方にこれでちょっとは恩返しができたかな」とコメント。事務所に忖度した発言に彼はやはりアイドルなのだとガッカリさせられた。

 大野の気持ちを尊重するにしても、グループとしての社会的責任は果たさなければいけない。東京五輪に向けてのさまざまな契約もある。そのせめぎ合いの落としどころを探すために1年もの時間を費やした。

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