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【織田哲郎 あれからこれから】英国の「人をダメにする町」で…中2の私はロックと出合った (2/2ページ)

 そして私の音楽人生で非常に大きな影響を及ぼすのがディスコです。ロンドンでも行こうとしましたが、普通はどこのディスコも13歳の子供なんぞ1人では入れてくれません。しかしこの人をダメにする町のディスコは何の制限もなく入れてくれたのです。入場料も相当安かったので、ゲーセンで大勝でもすればルンルンで行けるわけです。…とか言ってる時点で早くも相当なダメ人間の思考回路ですね。

 ディスコといっても、いわゆるディスコミュージックがかかるわけではなく、その頃一番かかったのが、ちょうどヒットチャートで1位になったばかりの、Tレックスの「ゲット・イット・オン」。ブラックサバスの「パラノイド」もよくかかりました。

 意外にも、ロックを最初にちゃんと聴いたのは“踊るための音楽”としてだったわけです。そのことは後に出会う『ロックを理屈こねながら聴く人々』に対する根本的な違和感につながっていった気がします。(夕刊フジに連載中)

 ■織田哲郎(おだ・てつろう) シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー。1958年3月11日生まれ。東京都出身。79年のデビュー当初からCMやアーティストの音楽制作に携わる。TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」で作曲家として注目される。

 主な代表曲は「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ)、「負けないで」(ZARD)、「夢見る少女じゃいられない」(相川七瀬)など。自らも「いつまでも変わらぬ愛を」がミリオンセラーとなる。

 3月29日には東京・神田明神ホールで「ROLLーB DINOSAUR」のライブを開催する。

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