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【ぴいぷる】小沢仁志 顔面凶器のニクい奴! 組長役獲るため1カ月で35キロ太った伝説 (1/2ページ)

 芸能界最強のコワモテである。最近の愛称は「顔面凶器」。俳優生活35年、ヤクザ役の頂点に君臨する帝王だ。

 高校時代はケンカと野球に明け暮れた。卒業後、役者になるために「まず事務所に所属しよう」と、プロダクションや映画会社に手紙を書き続ける。返事が来ないと自分から押しかけ「俺を使ってくれ!」と直訴した。東映に乗り込んだ際は、受付で大モメになるなど武勇伝は数え切れない。

 「待っていてもチャンスは来ない。自分から行かないとダメでしょ」

 その攻撃的営業が実を結び、松竹の奥山和由氏(当時)に信頼され、映画『SCORE』(1996年)では主演を果たした。

 若手時代はテレビドラマの仕事が多かった。だが、どうにもこうにも相性が悪い。

「自分の演技がドラマの枠に収まらない。映画さえも、今で言う『コンプライアンス』優先になってきてね」

 ドラマ、映画の世界がどんどん息苦しくなっていくなか、転機となったのはレンタルビデオ向けに製作するVシネマへの進出だった。Vシネマ史に輝く『広島やくざ戦争』(2000年)で“極道役”として完全にハマった。

 「映画じゃないから映倫関係なし。アダルトビデオじゃないからビデ倫関係なし。Vシネマは本当に自由で面白い」

 数千万円から数百万円の低予算。撮影日数は10日から2週間の場合が多く、ほぼすべて本番1本勝負だ。過酷なシーンばかりのVシネマからは遠藤憲一、寺島進をはじめ数多くの名優が生まれている。

 ノンフィクション作家・溝口敦氏の原作を映像化した実録巨編『荒ぶる獅子』(02年)では、組長役を演じるため1カ月で35キロも太った。

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