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松坂桃李、芳根京子には「トマトをあげたくなる」 映画「居眠り磐音」対談 (1/3ページ)

 小説家、佐伯泰英氏(77)の最高傑作で、平成で最も売れた時代小説となった「居眠り磐音」シリーズが、本木克英監督(55)のメガホンで初めて映画化された。優しく穏やかだが、実は剣の達人という坂崎磐音を本作で“時代劇初主演”となる松坂桃李(30)が演じる。幕府が流通させた新貨幣をめぐり、陰謀に巻き込まれた磐音。そんな彼が江戸で出会った大切な人々を守るため、悪に立ち向かうという内容で、原作の持つ世界観を余すことなく映像化している。

 zakzakは松坂と、切ない運命をたどる磐音の許嫁、小林奈緒を演じる芳根京子(22)を直撃。2人に本作の思いやお互いの印象などについて話を聞いた。その模様を2回に分けて紹介する。(zakzak編集部)

<いよいよ17日から公開される「居眠り磐音」ですが、台本を読まれたときのご感想をお聞かせください>

松坂「ものすごく濃いエピソードがいくつもあって、収まるのかな!?大丈夫かな!?って思いました(笑)」

芳根「(力強く頷く)」

松坂「前半戦で2時間行ける!って内容なのに、それがわりと序盤で終わって、そこからスタート!みたいな」

芳根「(無言で力強く頷く)」

松坂「でもそこは本木(克英)監督さすがだなって感じで、本当に見事にテンポよく、時代劇の王道のエンターテインメントとして成立させていて、すごく見やすかったです。台本の印象とはまた全然違いましたね」

芳根「(無言でとても力強く頷く)」

松坂「いくつもの起承転結が大きな起承転結の中にまとまっていたのですごいなと思いました」

<お隣で芳根さんがすごく頷いてらっしゃいますが…>

芳根「そうですね…さらに言うと、私は演じる奈緒が物語の中ですごく大切な役だな…って思いました(笑)」

松坂「ね、その中でも特にね…!」

芳根「最後の手紙とか、うわ、大事だ!!と思って。でも、許嫁なのに、松坂さん演じる磐音とのシーンがほとんどないな…とも思いました」

松坂「そうね、そうだね…」

芳根「こんなにずっと思っているのに、現場であんまりお会いできそうになくて…それも少し心配でしたね」

松坂「磐音と奈緒は小さい頃からずっと一緒の幼なじみなのにねぇ」

芳根「そうなんです。そういう状況で演じるのは初めての経験でした」

<それぞれ、演じる役についての印象はいかがですか?松坂さんは優しく穏やかで、実は剣の達人で、つらい過去も背負っている、とても複雑な役ですね>

松坂「磐音の根本の優しさはずっと共通して存在しているんですが、前半と後半で表に出てくる優しさの種類が変わってくるなって思いました。過去を背負ってからの磐音は、人とどこか距離を置くために優しさを振りまいている印象があったので、そこは大事にしようと思って」

<でも周囲の人からすると「いてくれてありがとう…」って感謝したくなる、頼れる存在でもあって…>

芳根「そうなんですよね、そのギャップが切ないです」

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