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女優・京マチ子さん死去 マーロン・ブランドを骨抜きにした“肉体派伝説” 『地獄門』カンヌ最高賞の決め手も… (1/2ページ)

 映画『羅生門』や『雨月物語』に主演し、元祖国際派女優として活躍した女優、京マチ子さんが12日、心不全のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。長身に豊満ボディーでみせる妖艶な演技から官能的な肉体派女優としても知られ、その美貌は世界的名優までも虜にした。

 2018年夏頃から病院が併設された東京都内のケアハウスに入居していた京さん。親友のテレビプロデューサーで演出家、石井ふく子さん(92)らに看取られて眠るように息を引き取ったという。

 数年前に京さん自身が購入していた米ハワイの墓に納骨されるというが、太陽が降り注ぐような世界の檜舞台がぴったりの女優だった。

 戦後、山本富士子(87)、若尾文子(85)とともに大映映画の黄金時代を築いたが、はっきりとした目鼻立ちや抜群のプロポーションは世界も魅了した。

 『羅生門』がベネチア国際映画祭、『地獄門』がカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞し、“グランプリ女優”と呼ばれたほど。

 その魅力を伝えるエピソードがある。

 「当時、京さんがある国際映画祭に呼ばれた際、マーロン・ブランドが、京さんの美しさに魅了されて、会場内外で京さんを追いかけ回した挙げ句、部屋にまで押しかけてきそうな勢いだった。当時はガードマンなんて帯同していないので、同行した大映社員が朝まで京さんの部屋の前で門番をしていたそうです」と映画関係者は明かす。

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