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【大人のエンタメ】ドラマー・小林陽一、ジャズは「うまい下手じゃなくてソウル」 アート・ブレーキーのトリビュートアルバム発売 (1/2ページ)

 ■アート・ブレーキートリビュートアルバム 「ナイアガラ・シャッフル」リリース

 名ジャズドラマー、アート・ブレーキー生誕100年を記念してドラマーの小林陽一(66)が、トリビュートアルバム『ナイアガラ・シャッフル』(キング)をリリースした。ジャズ・メッセンジャーズでブレーキーとプレーした面々が参戦。本場をしのぐビート感に満ちたアルバムだ。

 今作ではフィリップ・ハーパー(tp)やヴィンセント・ハーリング(sax)といったジャズ・メッセンジャーズの顔ぶれと『ブーズ・デライト』や『フォー・ヘブンズ・セイク』などをプレーしている。

 「今回、日本人は僕だけ。アメリカ人とやるといつもと違う感じを受ける。ビート感というか、日本でやってきたのとは何かが違う。何か自分が軽く感じられてしまうんですよ」

 それを表現する言葉が“ルース”だという。「カウントとは違うビートで入ったり、ジャストで吹かなかったり。日本人って真面目だからきちんとしてしまう。彼らは中身さえよければ、外枠は気にしない。うまい下手じゃなくて、ソウルなんですよ」

 高校生でプロを目指し秋田から上京。音楽の勉強をしながらキャバレーの箱バンでたたく中、ジャズに魅せられた。資金をためてNYへドラム修行に飛んだのは28歳。「そこで初めて“ルース”な感じに触れて、衝撃を受けたんです。随分と悩みました」

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