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【織田哲郎 あれからこれから】ギブソンを持った高校生…レベルの違いに愕然! 一学年上には「子供ばんど」が… (1/2ページ)

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 都立大付属高校に高2から編入し、始業式の日に飛び入りで参加した都立大学のバンドに入れてもらえることになりました。バンドで音楽をやることしか考えてなかったので、これで東京でもバンド活動ができるぞ! とまずはひと安心です。

 とはいえ、このバンドにはボーカルで入ったのですが、本当に一番やりたいのはギタリストなのです。まだこの時、自分のエレキギターすら持っていないのですが。

 数日後、高校のクラスで「エレキギターが欲しい。できればマーク・ボーランが弾いていたフライングVが良い」という話をしていたら、あるクラスメートから「他のクラスでちょうどグレコのフライングVを売りたがってるやつがいるよ」という情報を得ました。

 とりあえずその男に会ってみたら、これがまさにレッド・ツェッペリンのロバート・プラントのような髪形をした男で、なんとすでに本物のギブソンSGを持っているというのです。これがその後、一緒にデビューし、今に至るまでいろいろな形でプロミュージシャン生活をともにすることになるギタリスト、北島健二との出会いでした。

 当時はギブソンやフェンダーなんて楽器屋の神棚みたいなところに神々しく飾られていたものですから、高知の常識ではギブソンを持った高校生がいるなんてまず考えられません。結局、彼からそのフライングVを買い、ちょこっとセッション的なことをしてみたらすぐ分かりました。俺と全然レベル違う! 衝撃でした。まるでプロなのです。私は、東京ってみんなこんなレベルなのか! と愕然としました。

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