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【ぴいぷる】中村雅俊「目の前のことを一つずつ」 デビューから毎年ライブツアー開催も…いくつになっても「まだ途中」 (2/2ページ)

 驚くのは、デビューした年から毎年休むことなくライブツアーをしていること。公演数たるや何と1500回を超えた。

 「続けてこられたことはラッキー。デビューしたとき、先はあまりないと思ってたの。だって俳優デビューが主役で、デビュー曲がミリオンだよ。こんなの続かないって思うよ。でも目の前にあることを一つずつやっていくことで、ここまで来たの。それもお客さんあってのことだけどさ」

 一方で、ステージに立つことでプロとしての心構えも培われてきた。

 「最初のツアーでは歌詞を間違っても『へへへ、ごめんね。役者なもんで』って感じでした。でもツアーが終わるころにはこれじゃダメだって思うようになったんです。歌手として舞台に立つときは、『自分は100%歌手なんだ』という自覚を持たないといけないと気づきました」

 7月6日から始まる東京・明治座での公演は、第1部が勝海舟の父の若き日を描く「勝小吉伝」、第2部がライブの2部構成となっており、まさに俳優と歌手の“二刀流”を満喫できる。

 「明治座公演のこの形式って俺にあってるんじゃないかって思いませんか。“中村雅俊”はこうなんだっていうのを見てもらいたいな、と。見た人から『もういいよ!』って声が出るぐらいはやりたいね」

 3時間近いステージとなるだけに、体力の維持も欠かせない。60歳を過ぎてからは、ジムにも通うようになった。

 「気持ち的にはまだ老けてないけど、体も鍛えておかないとさ。俺としてはいくつになっても、まだ途中なんだという気持ちだから。まだやることも、やれることもある。そんな“気”の持ちようが大切なんだ」 (ペン・福田哲士 カメラ・三尾郁恵)

 ■中村雅俊(なかむら・まさとし) 俳優、歌手。1951年2月1日生まれ、68歳。宮城県女川町出身。慶応大在学中の73年、文学座附属演劇研究所に入所。74年4月、『われら青春!』(日本テレビ系)の主演で俳優デビュー。同年7月、挿入歌『ふれあい』で歌手デビュー。主演作品は100本以上。歌手としてもシングル55枚、アルバム40枚をリリース。

 7月1日にベストアルバム『~yes! on the way~』(日本コロムビア)をリリース。コンサートツアーは9月29日のNHK大阪ホールからスタート。

 7月6日からは東京・日本橋浜町の明治座でデビュー45周年のアニバーサリー公演を開催(7月31日まで)。チケット購入は明治座チケットセンター(03・3666・6666)。

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