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【ぴいぷる】ダークダックス・遠山一「結婚のためにダークを選んだ」 貴重音源で歩みをたどる『プレミアム・ベスト』リリース (1/3ページ)

 こんなに心地よいインタビューがあっただろうか。それもそのはず、ゾウさんの低音ボイスが心に入り込んでくるからだ。いつから、そんな声なんですか。

 「それがね、小学校のころから低音だったんですよ」

 えっ。本当ですか。

 「声変わりする前から低かったの。小学校のころ、ユニゾンで合唱したときでも、僕はひとり下でハモっている感じだったんですよ」

 1951年、慶應義塾大学のワグネル・ソサィエティー男声合唱団に所属していた4人で結成されたダークダックス。佐々木行(マンガさん、リードテナー)、喜早哲(ゲタさん、バリトン)、高見澤宏(パクさん、トップテナー)の3人はすでにこの世を去り、バス担当のゾウさんが1人でダークを守っている。

 「すっかり寂しくなったね。当時のことでも記憶が抜けているところもある。ただ、聞ける人ももういない。だから間違ったことを話すと、上から怒ってるんじゃないかな」

 ダークダックスと言えば、いまや立ち飲み屋で場所を詰めるときに「ダークする」というほど親しまれ、男声4重唱の代名詞となっている。

 「当時はキングとかクイーンとかトランプから名付けるグループが多かったので、違うところから付けようと思ったんです。で、黒人霊歌に陶酔していたんで黒をイメージしたダーク。で、ほめられるような声じゃないということでアヒル、ダックス。謙遜したほうがいいぜってことでね」

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