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【ぴいぷる】ダークダックス・遠山一「結婚のためにダークを選んだ」 貴重音源で歩みをたどる『プレミアム・ベスト』リリース (2/3ページ)

 そんなダークの歩みを貴重な音源でたどるのが、このほどリリースされた『プレミアム・ベスト-我ら60年の歩み』(ユーキャン)だ。黒人霊歌からロシア民謡、アメリカン・ポップス、そして『山男の歌』のような日本の歌まで、ゾウさんがセレクトした。

 「アメリカン・ポップスのパートとか、結構バスのソロのあるヒット曲が多くてね、なんか自分がちょっと目立っちゃって(笑)。これはちょっとまずかったかな」

 慶応大を卒業後、東京藝術大学の声楽科に進んだ。クラシックの世界も考えていた。それがなぜダークを選んだのか。

 「決断の理由は、女ですよ。フフフ」

 ドキッとした記者に、ニヤリと笑うと「大きな声じゃ言えませんが…女房ですよ。結婚するとなるとクラシックは何かと制約が多かった。それでも藝大に入ったんだからと悩んでいたんです。で、3人に相談すると、私以外のメンバーは絶対にないという。だから藝大をやめて、結婚のためにダークを選んだんです」。

 デビューした50年代、まだプロのコーラスグループは少なかった。

 「ディック・ミネさんからは『お前ら4人でやったってしょうがないだろう。1人のほうがギャラももうかるのに、何バカやってんだ』って言われましたよ。でも、まだダークがショボショボのときでも意外と仕事はあったんですよ」

 出演したNHKの番組を聞いたジャズ演奏家で司会者の小島正雄氏に声をかけられ、セミプロ時代からラジオ東京(現TBSラジオ)で『味の素ミュージックレストラン』にレギュラー出演していた。

 「NHKの最初のギャラは4人で3200円でしたよ。今思うと、やっぱり少ねえなって感じですよね(笑)」

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