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【ぴいぷる】ダークダックス・遠山一「結婚のためにダークを選んだ」 貴重音源で歩みをたどる『プレミアム・ベスト』リリース (3/3ページ)

 60年にも及ぶ歴史の中でメンバーチェンジがなかったのが、ダークらしさだ。

 「1997年にマンガが倒れたときも新たなメンバーを入れようとは思わなかったよ」

 実はリーダーがいないダーク。基本的に歌の中心はゲタさんだったが、「もちろん感情の込め方なんかはああじゃない、こうじゃないってやり合うことはありましたよ。でも大げんかはなかったかな」。

 そんな4人がけんかしたことがある。

 「銀座で仕事があったとき、昼に何を食べるかでけんかになって。結局4人バラバラで食べに行ったな。あのときはマンガがなかなか帰ってこなくてね」

 今もなお1~2時間の発声練習を欠かさないという。音楽への情熱は変わらず熱い。そんなゾウさんが今、一番やりたいことは何だろう。

 「そうだね、孫がね、この春に音大に入ったんですよ。だから、孫の伴奏でステージをやってみたいですね。私も年だから、早くやらないといけないね」

 ダークダックスはまだまだ健在だ。(ペン・福田哲士 カメラ・酒巻俊介)

 ■遠山一(とおやま・はじめ) ダークダックスのバス担当。1930年5月26日生まれ、89歳。東京都出身。慶応義塾大学在学中の51年、ダークダックスを結成。愛称はゾウさん。55年『トロイカ』でデビュー。57年、ロシア民謡『ともしび』のヒットにより人気を確立した。58年にNHK紅白歌合戦に初出場を果たす。レパートリーは1万5000曲と言われる。93年に4人そろって紫綬褒章を受章。

 9月29日、ダークのステージを支えた歌手、しゅうさえことコンサート「歌の玉手箱III~思い出を今、ここに~」をけやきホール(東京都渋谷区)で開催する。問い合わせはエーディープロダクション(03・3714・6096)。

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