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フジドラマ枠に異変 月9はヒット、木曜劇場は本塁打狙いに (1/4ページ)

 数々のヒットドラマを生み出してきたフジテレビのドラマ枠「月9」と「木曜劇場」。この2大ドラマ枠に異変が見られるという。いったい何が起こっているのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 フジテレビの看板ドラマ枠に変化のきざしが見えます。

 1つは1987年にスタートし、『東京ラブストーリー』『ひとつ屋根の下』『ロングバケーション』『HERO』などのヒット作を生み出してきた月9。もう1つは1984年にスタートし、『愛という名のもとに』『29歳のクリスマス』『白い巨塔』『眠れる森』らのヒット作を生み出してきた木曜劇場。

 月9は若年層向けラブストーリーのドラマ枠だと思われがちですが、実際は時代の流行に合わせてさまざまな職業や生き方を描きながら、恋愛の要素を織り交ぜて若年層にもリーチしてきました。

 ところが今夏放送の『監察医 朝顔』は、法医学の世界を穏やかなトーンで描き、東日本大震災をモチーフにするなど流行とは無縁の作品。また、ヒロインの万木朝顔(上野樹里)には初回から桑原真也(風間俊介)という恋人がいて、2話で早くもプロポーズされるなど、恋愛の要素はほとんどありません。

 一方、木曜劇場のターゲットは一貫して、大人の女性層。たとえば、『最後から二番目の恋』『最高の離婚』『医龍』『風のガーデン』など、大人世代の恋愛・結婚、職業や生き方を描き続けてきました。

 ところが今夏放送の『ルパンの娘』は、他局を見渡しても前例がないほどの振り切ったコメディ。年齢性別を問わず笑わせることを狙った作品であり、若年層にもウケていて、ツイッターの世界トレンド3位にランクインするなどネット上の動きが活発です。

NEWSポストセブン

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