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【YFM 夕刊フジmusic】プログレバンド「ユカ&クロノシップ」のユカ、遠野物語や宮沢賢治を音像化 故郷での初ライブ「由佳・御伽語りin遠野」

 プログレバンド、ユカ&クロノシップのキーボーディスト、ユカ(船越由佳)が、もうひとつのライフワークに取り組んでいる。

 岩手県遠野市出身。子供のころから慣れ親しんでいる、遠野物語や宮沢賢治の作品の音像化(弾き語り)だ。そして故郷での初ライブとなる「由佳・御伽語りin遠野」が24日、六神石神社神楽殿(遠野市青笹町)で19時から行われる(入場フリー)。

 「演奏する六神石神社の神楽殿は、木々に囲まれた荘厳な静けさの中にあります。私は出身地の遠野物語、そして宮沢賢治さんの世界を御伽語りとして表現し続けていますが、こうして遠野の自然の神様たちにその音を聴いていただけるのはうれしい限りです。いつもはひとりの弾き語りですが、今回は地元の語り部さんも一緒で楽しみなコラボになりそうです」

 水木しげるの漫画でも有名な「遠野物語」は、遠野地方の民間伝承を柳田国男がまとめた説話集で“座敷童”“神隠し”“カッパ”など謎めいたエピソードが満載。宮沢賢治の作品もまた神秘的で深淵なイメージが広がり、ユカは音楽的にも大きく影響されてきた。

 御伽語りの地道な活動が今回のライブにつながり、さらに26&27日には、とおの物語の館・遠野座で行われるイベント「声優たちの遠野物語」(遠野物語発刊110周年記念プレイベント)にも急きょ出演することが決定。有名声優の朗読の伴奏を行うことになった。

 「『巨人の星』の星飛雄馬から、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイなど、その声を聞き続けている古谷徹さん。伊藤かな恵さん、平野正人さんと、憧れの声優さんたちが遠野物語を語ってくださるイベントで、ご一緒できることは光栄です。物語を広めていこうと語り部を始めた私の夢が、またひとつかなう瞬間でもあるんです」

 ユカ&クロノシップのライブも11月23日の「PROG FLIGHT@HANEDA2019」(羽田TIAT SKY HALL、ほか出演=KIYO*SEN、エレクトリック・アストゥーリアス、Lu7)などあるが、民話のふるさと遠野大使も務める、故郷に根ざしたもう一人のユカもまた魅力。遠野生まれだからこその音を聴いてみたい。

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