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人気脚本家が深夜帯へ 刑事、医療モノ増えた連ドラと一線画す (1/4ページ)

 かつての連続ドラマは、誰もが名前を知る人気脚本家の作品が目立っていた。しかし、最近、そうした傾向に異変が見られる。ゴールデン・プライムの時間帯ではなく、深夜枠で作品を手掛ける人気脚本家が増えているのだ。いったいなぜか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんがその背景について解説する。

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 ゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)帯に放送される16作のうち、医療モノが6作、刑事モノで6作が放送されるなど、これまでにないほどジャンルの偏りが見られる冬ドラマ。その中で異彩を放ち、ネット上でジワジワと注目度を上げているのが、金曜深夜に放送されている『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)です。

 同作は、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『アンナチュラル』(TBS系)などのヒット作を手がけ、「今最も旬の脚本家」と言われる野木亜紀子さんのオリジナル作品。「なぜ人気絶頂の脚本家がテレビ東京の深夜ドラマを書くのか?」と、ドラマ好きの人々を中心に話題を集めているのです。

 しかし、人気脚本家がゴールデン・プライム帯と比べて視聴者の少ない深夜ドラマを手掛けるのは今冬だけではありません。野木さん以外の人気脚本家たちにも、ゴールデン・プライム離れが見られるのです。

 ◆各局が人気脚本家を深夜帯に招いている

 昨年を振り返ってみると、『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』(NHK)、『JIN-仁-』『とんび』『天皇の料理番』(TBS系)などを手がけた森下佳子さんは、7月期土曜深夜の『だから私は推しました』(NHK)。

 『ちゅらさん』『ひよっこ』(NHK)、『ビーチボーイズ』『最後から二番目の恋』(フジテレビ系)、『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)などを手がけた岡田惠和さんは、7月期金曜深夜の『セミオトコ』(テレビ朝日系)。

NEWSポストセブン

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