記事詳細

【桂春蝶の蝶々発止。】米アカデミー賞、松たか子さんの着物がすごかった… 着物一つにも歌舞伎界“秘密のドラマ”が! (1/2ページ)

 女優の松たか子さんが、第92回米アカデミー賞の授賞式(9日)に参加しました。アニメ映画「アナと雪の女王2」で、日本版エルサ役を務めた松さんは、米国のイディナ・メンゼルさんをはじめ、世界各国のエルサ役とともに、主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」を熱唱しました。まさに映画の祭典を彩るパフォーマンスでした!

 松さんは授賞式前のレッドカーペットに着物姿で登場しました。ネット上では「上品!」「美しい!」という反応が大半でしたが、「少し地味なのではないか?」との意見もありました。

 きっと、松さんは「あ、注文通り!」と思っていることでしょう。どんな批判があっても、「少しも寒くないわ」と、エルサよろしく感じたに違いありません。

 実は、その反応のすべてが演劇界を支える女性たちが求めるもので、着物一つにも、歌舞伎界の「秘密のドラマ」が存在するのです。今回はその解説、謎解きをさせていただきます。

 まず、松さんお着物ですが、あれホンマにすごいええやつですよ。松本家が彼女のためにあつらえたという帯と疋田(ひった)総絞り。父、松本白鸚の屋号「高麗屋」の家紋「四つ花菱」があしらわれたものです。

 総絞りには仕立てに時間と手間がかかり価格もハンパありません。この「見た目は控えめだが、格が高い」というのが、とても大切なのです。

 梨園を支える女性たちは、劇場ロビーでお得意さまを迎えたり、楽屋に来られた方々への応対をする役目です。

関連ニュース