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【高須基一朗の“瞬刊”芸能】いつの日か、千鳥・大悟にバカ殿を継いでもらいたい…

 深夜バラエティー「志村でナイト」は今月1日、志村けんさんが亡くなる前に収録したコントを届けてくれた。トークコーナーでは、志村さんと千鳥の大悟(40)が登場した。

 亡くなった日や番組編成から推測すると、カメラが回る収録で最後に志村さんと語らった芸人は大悟だろう。毎回、阿吽(あうん)の呼吸でフリートークが成立し、素朴なテーマがたまらなく面白いコーナーだった。

 この回でも、「今の子供はサザエさんをどう見ているのか?」という大悟の疑問に端を発し、志村さんがブラウン管時代のテレビを懐かしんだ。「スイッチを入れて切れるとき、画面の真ん中へ映像が少しずつ小さくなり消えていくんだよ」と志村さん。「今は特番が長すぎるよなぁ」など、大御所ならではの建設的な指摘も笑いにまぶした。最後の最後までテレビのこれからに、思いをはせながら、伝説の終幕となってしまった。

 志村さんを師と仰ぐほど心酔していた大悟は、2016年10月、「志村けんのバカ殿様」に出演したことをきっかけに、思いを深めた。以来、志村さんのコントの芸風が自然と乗り移っているように感じる。

 つい最近、「ロンドンハーツ」に大悟が出演した際も、段ボールで隠れて少しずつ近づいてドッキリを仕掛ける場面で、志村けんを彷彿させる仕草や大げさなリアクションで笑わせた。

 志村さんの後を継げる人物などいないだろうが、あえてバカ殿の“後釜”を考えてみる。薫陶を受けた大悟がいつの日にか、志村さんへの尊敬の念をこめて、バカ殿を演じ、芸のDNAを残すというのはどうだろう。彼ならではの“ヤカラ”キャラがスパイスとなり、面白いネオ・バカ殿が生まれるように思う。

 ナインティナインの岡村隆史(49)も自身の芸に志村さんの影響が多大であることをラジオ番組で明かしている。志村さんのフォロワーが芸をつないでほしい。

 ■高須基一朗(たかす・もといちろう) 出版プロデューサー。父・高須基仁の下で、数多くの有名芸能人のヘアヌード撮影の現場進行を経験。代表作には、アントニオ猪木『人生のホームレス』、ミス・ユニバース『食べるフィットネス』など。格闘技雑誌の編集長を経て、現在はスポーツコンテンツアプリSPAIA(スパイア)にて格闘技記事を執筆。

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