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【高須基一朗の“瞬刊”芸能】松本人志&太田光、コロナ自粛長期化で絶妙な“立ち位置”

 コロナ自粛の長期化で、テレビ番組の編成もすっかり様変わり。人気お笑い芸人がそれぞれの立ち位置で奮闘している。

 緊急事態宣言が出て最初の日曜日となった12日の朝、「ワイドナショー」(フジテレビ系)は過去の傑作選が放送された。通常は松本人志(56)が、MCの東野幸治(52)から時事ネタを振られて独自のコメントを発信する言わば“冠番組”。ところが、この日はあえてコロナには触れなかった。

 実は、1週前の放送回で松本は終了間際に、「また来週も…コロナなんかね…」と話している。11日には自身のツイッターで、「1週間以上ほぼ家にいます…。普段の生活に戻れたらオレ頑張る」ともつぶやいていた。番組では不倫や薬物事件など、どんな暗いテーマでも笑いをまぶして切り返してきた松本にとって、「笑いを届けたい」という思いが傑作選に込められていたのではないか。

 同日夜、生放送の緊急特番「日曜THEリアル! Mr.サンデー発 宮根×太田 今こそニッポン変えませんか」と、それに続く「Mr.サンデー」(ともにフジテレビ系)で、宮根誠司(56)と爆笑問題の太田光(54)がMCを務めた。太田は、「ワイドナショー」と同時間帯で、生放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)の司会を、午後はラジオの生番組をコンビでこなし、朝・昼・晩と出突っ張り。

 番組では、感染症の専門家や元大阪市長の橋下徹氏ら名うてのパネリストの交通整理で、終盤は憔悴しきった様子に見えた太田。過熱気味な批判が飛び交う中で、「各国には各国の事情があるから…」と、穏やかなコメントを発したのが印象的だった。

 松本人志と太田光、表現の振り幅は異なるが、コロナでささくれ立ったテレビ業界の中で、絶妙のポジションを貫いている。

 ■高須基一朗(たかす・もといちろう) 出版プロデューサー。父・高須基仁の下で、数多くの有名芸能人のヘアヌード撮影の現場進行を経験。代表作には、アントニオ猪木『人生のホームレス』、ミス・ユニバース『食べるフィットネス』など。格闘技雑誌の編集長を経て、現在はスポーツコンテンツアプリSPAIA(スパイア)にて格闘技記事を執筆。

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