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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】楽天「PCR検査キット」販売請け負っていたのは…かつてテレビがスター扱いした“ニセ医者”だった! (1/2ページ)

 「政府のコロナ対応に視聴者は怒り心頭です。特に意見が多いのは、なぜPCR検査が不足しているのかということ。海外の成功例がありますし、検査消極論に非難ごうごうです」(テレビ報道プロデューサー)

 国民の不安に応えるように、楽天が発売したのが新型コロナウイルスのPCR検査キット(現在は一時発売見合わせ)でテレビはこぞってニュースで取り上げた。先月、首相官邸で開かれた官民合同会議で楽天の三木谷浩史会長兼社長が提出した「日本復活計画」の目玉ともいえ、これを使い全国民が無料で検査し、政府がその費用を負担するという案だった。

 このキットは一見、朗報のようだが、注意書きには「診断や医療行為を行うものではない」と記され、もしウイルス遺伝子が検出されたとしても、症状が出た上で新規に保健所などでPCR検査を受けて診断されなければ、治療は受けることができない。

 同キットについて日本医師会は偽陰性の恐れもあると問題点を挙げ、「現場に大きな混乱をきたす」と懸念している。

 私が注目したのはこのキットを販売する「ジェネシスヘルスケア」という会社。代表取締役は佐藤バラン伊里という女性だが、2006年に週刊文春で「遺伝子ダイエット カリスマ女医 佐藤芹香“ニセ医者”疑惑」と報じ、取材した人物だ。現在は名前を変えているが、当時彼女はコーネル大学の医学部を卒業した医師という肩書で、肥満遺伝子研究の第一人者として紹介され、「なし型、りんご型、バナナ型」の分類からダイエット法を伝授。日本テレビの人気番組『世界一受けたい授業』にも複数回登場し、テレビ業界は彼女をスターにする気満々だった。

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