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【坂上忍の白黒つけて何が悪い!】名優たちが思う存分役に入り込んだ名作! 「サウスポー」 (1/2ページ)

 ジェイク・ギレンホールが大好きなのである。

 出演作に当たり外れはあるものの、全盛時のロバート・デ・ニーロをほうふつとさせる、すさまじいまでの役への入り方は、ハリウッドの中でも出色といえる。

 そんな彼の出演作の中でもお薦めしたいのが、『サウスポー』(アントワーン・フークア監督)。

 まぁ、映画の醍醐味(だいごみ)が詰まりに詰まった作品と思われます。

 無敗の世界ライトヘビー級王座のビリー・ホープは「防御なんかクソ食らえ!」という殴り殴られの壮絶なボクシング・スタイルがファンを歓喜させ、絶大な人気を誇っていた。

 しかしある時、愛する妻が銃弾に倒れ、亡くなってしまうのである。

 ショックからリングに立てなくなってしまうホープ。生活は荒れ、愛娘からも見放されてしまう。

 そんな時、ホープはひとりのボクシング・トレーナーの元を訪れる。

 すべてを失ったホープは、まさに0からのスタートを覚悟し、再び世界戦のリングに立つのであった。

 とまぁ、どん底からの復活という、とてもわかりやすいストーリーではあるのですが、とにかく驚かされるのは、ギレンホールの体作り。

 もうね、バッキバキに仕上げてるんですよ。その肉体を見ただけでなんの違和感もなくストーリーに入っていけるほどに。

 しかも芝居は言うことなしのカメレオン俳優さんですから。施設育ちで拳ひとつで頂点まで登り詰めた粗野な感じがムンムンしていて、転落してからもプライドを捨て切れず、しかし娘からの信頼を取り戻すために過去の栄光をひとつひとつ消していく過程なんざ、心を打つものがあります。

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