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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】令和における「芸の肥やし」否定論 “下半身事情”の曖昧さが芸能の役に立ったか? (1/2ページ)

 世間を震撼させた「多目的トイレ不倫」騒動に続き、某お笑い系の方にもシモの話題が週刊誌に報じられた。

 コロナ禍の痛手も癒えない中、大人の感覚としては、話題にしたくもない方が多いと思う。だが気になる共通点は両方ともお相手から情報が漏れているという点である。

 言わずもがなだが、この手の有名人の下半身スキャンダルというのは、社会規範や公共道徳の是正措置ではなく、99パーセント週刊誌側の商売である。そのショッキングな話題性で売り上げを伸ばしたいだけだ。

 大上段に「世直し」の旗を揚げてはいるが、言ってみれば馬鹿なことをした動画をアップして再生数を伸ばしていた、一昔前のユーチューバーと同じ。

 アメリカなどのフリーの「パパラッチ」はもっと過激に、わざと有名人にけんかを吹っかけては暴行写真を撮影をしたり、ひどい場合には自宅に侵入してのぞき写真を撮影することもいとわない。

 またそれを高額で買い取るゴシップ誌があり、誌面の最初から最後まで、すべて芸能人の離婚・結婚、交際・別離、美容整形、やせた・太ったなどの記事で埋め尽くされている。

 それでも私は、それらすべてを否定する気にはなれない。芸能の本質には、未来永劫そういうモノが不可欠だと思うからだ。同じ人間でありながら、話題になるかならないの境目には、そういうリスクと反作用があることは避けられない。

 「令和の芸能人はつらいな」

 昭和の芸能界を知る、私の先輩世代のベテラン俳優の方が酒席でおっしゃったことがある。確かに私自身もギリギリ昭和芸能の「残り香」を知っている世代である。

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