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【奈良崎コロスケ 音楽とおじさん】第31回 ギター以外、全パート募集!

 ギタリストがカッティングを多用し、ドラマーがスネアをスパンスパンと鳴らすバンドが80年代の日本には数多く存在しました。この手のバンドをくくるジャンル名として「ビートロック」なる言葉が音楽雑誌に踊りましたが、これは和製英語。現在ではほとんど使われなくなりました。

 このビートロック勢(ローグやアップビートなど)から人気面においてポーンと抜け出したのが1986年のボウイです。全国の少年バンドマンはこぞってボウイのコピーに勤しみ、イガグリ頭が氷室になりきって「ジャ~スティ~♪」と歌い、ヘビーメタルバンドで速弾きを披露していたギタリストが暗黒の皮ジャンを脱ぎ捨て、お洒落なジャケットでチャカチャカと高速カッティングを始めたのです。(奈良崎コロスケ)