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コロナ禍の影響は? 「昭和臭」漂う夏ドラマが増加のワケ (1/3ページ)

 「特別な夏」に放送されているこの夏のドラマは、いつもとはちょっと違うようだ。今、放送されているドラマに「昭和のにおい」を感じさせる作品が増えている。その背景とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 今夏に放送されている複数のドラマから、「どこか懐かしい感じがする」「昭和っぽい」などの声があがっています。

 老舗和菓子屋を舞台に殺人事件の謎をめぐる人間関係がうごめく『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)、双子の兄弟が家族を奪った大企業社長への復讐に燃える『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ・フジテレビ系)、娘を溺愛する父のドタバタコメディ『親バカ青春白書』(日本テレビ系)、青春真っ盛りの高校生と軍人の交流を描いた『真夏の少年~19452020』(テレビ朝日系)。

 『私たちはどうかしている』は大映ドラマを彷彿させるディープな愛憎ミステリー、『竜の道』は男たちがぶつかり合うハードボイルドな闘い、『親バカ青春白書』はほのぼのとしたムードのホームドラマ、『真夏の少年~19452020』は青春グラフティと、それぞれ作品の世界観こそ違いますが、「昭和のにおいを感じさせる」という点では共通しています。

 1クール前を振り返ると、今春の話題をさらった『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)も、浜崎あゆみさんのサクセスストーリーに昭和の大映ドラマをかけ合わせたような作品でした。さらに、映画では昭和のツッパリをフィーチャーした『今日から俺は!!』が大ヒットしています。

 なぜ令和の今、昭和のにおいを漂わせる作品が増えているのでしょうか。また、コロナ禍の今、どんな影響が考えられるのでしょうか。

NEWSポストセブン

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