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【宝田もなみ バイブスあがってる?】自分には理解できない性癖でも… 多様な表現が世界を豊かに (1/2ページ)

 仕事をしていると、さまざまな性的嗜好に出会う。ジャンル分けされているものから、そうではないものまで、世の中には本当に幅広い性癖が存在している。そして世の中のあらゆる性癖に呼応するようにAVにもあらゆるタイプの作品がある。中には全く理解できないものや思わず眉をひそめてしまうものもあるが、絶対に無理だなと自分でわかっていること以外は、基本的には仕事を受けるようにしている。

 どうしてもできないこと、やりたくないこともいくつかあって、自分の器の小ささに申し訳なく思うけれども、仕事としてならできそうというレベルのことは頑張ることにしている。もしかしたらそうやって受けた自分の仕事が、現実では解消できない性癖や願望を持っている人の救いになるかもしれないから。

 とはいえ、どんなに自分の趣味にないことをやっても、それを好きになることはない。AVの撮影をしていても、こんなの現実だったら嫌だなあという場面は山ほどある。でも、誰かがそういう願望を抱いていることや、そういう性癖があることを、馬鹿にしたり軽蔑するのは絶対に違う。自分とは違うけれども、理解はできないけれども、そういう趣味の人もいるんだなあと受け入れることが大事なんじゃないかなと思う。

 美大時代、ほぼ毎日講評会というのがあった。教室の中にギャラリーがあり、そこで週替わりに生徒が展示をする。その日担当になっている先生の感想を聞いたり、みんなで展示されている作品の感想を言い合ったりするのだ。

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