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昔も今も後を絶たない「芸能プロデューサー」詐欺 SNSで地方のタレント志願者を食い物にする輩も

 芸能プロデューサーを装い、「大手事務所に紹介する」と偽り、モデル志望の女性から現金約120万円をだましとった51歳の男が警視庁に逮捕された。この事件は決してレアケースではない。芸能プロデューサーをかたるアヤシイ面々はうじゃうじゃいるのだ。

 「『松嶋菜々子は僕が小田急線でスカウトした』とウソをついて、SNSで地方のタレント志願者を釣って食い物にしている自称芸能プロデューサーの被害者も多くいます」と芸能プロダクション幹部は語る。

 この自称芸能プロデューサーの被害に遭ったという20代女性は憤る。

 「最初は、上京する交通費や宿泊代を負担してくれる足長おじさん的存在だったので信頼してしまいました。『これからは、世界で活躍しないといけない。マジシャンのセロを売り出したのも僕だ。キミが本気ならマジシャンのファンドに少し出資しよう。運用して増えるし、マジックのネタも習得できるから』といわれ、気づいたらクレジットカードのキャッシング、消費者金融のカードなどで200万円も払っていました」

 スキルアップのためといわれ、お金を払ってしまうケースも多い。

 「『CMデビューはできますが、自分磨きが大切。エステサロンに通ってきれいになりましょう。でもエステ代は事務所が負担します』といわれて、エステのローンを組まされました。最初の3カ月は事務所から支払われましたが、その後、支払いが滞り、ローンだけが残りました」と別の自称プロデューサーにだまされたというタレント志願者の20代女性。

 この自称プロデューサーは、事務所には大手広告代理店のOBがいるなど業界のパイプをチラつかせたが、そんなOBは実在しなかったという。

 「スカウトマンは、芸能プロダクションから紹介料をもらうことはあっても、女の子やその保護者から紹介料をもらうことはありません」と芸能プロダクション関係者は警鐘を鳴らす。

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