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【高須基一朗の“瞬刊”芸能】“昭和美人”有村架純が令和で見せる元気に期待 原点回帰、天真爛漫さが魅力 (1/2ページ)

 ドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジ系火曜日午後9時)が面白い。有村架純(27)演じる“肝っ玉姉ちゃん”の桃子は、両親を事故で亡くし、女手ひとつで弟3人を養っている。どこか「昭和」をほうふつさせる設定で、古風な家族愛が細かく描写されている点が、かえって新鮮なのだ。

 第2話(11月3日放送)では、一家の大黒柱である桃子が帰るまで、家族全員、食事には手を付けないシーンがあった。桃子は「先に食べていていいよ」と、家族へ連絡を入れるが、姉の好物「トマト鍋」をみんなで食べたいという愛ある弟たちは待ち続ける。空腹を紛らわすように「ババ抜き」をする場面が、なんとも微笑ましかった。

 そして、手を付けてない鍋の具材を見て涙をぐっとこらえる桃子の表情。なにげないシーンながら、現代人が忘れていたものを思い出させてくれてぐっときた。

 コロナ禍で、悪いことばかりが報じられるが、「一家だんらん」という死語に近い光景を取り戻した家庭も多いという。家族そろって食事をするという、ごく当たり前だったことの大切さ。ドラマでは平成を飛ばして、令和の“新しい生活”を映し出しているようだ。

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)で一躍有名になった有村だが、実際はもっと前からドラマファンの間で注目されていた。