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坂田藤十郎さん死去 前日に散髪…妻・扇さん「目の前ですーっと息を引き取った」 海老蔵ら追悼「歌舞伎界に大変な損失」

 12日に老衰のため88歳で死去した歌舞伎俳優、坂田藤十郎さん。その死を悼む声が相次ぐなか、その最期の様子を妻で元参院議員の扇千景さん(87)が明かした。

 藤十郎さんは昨年12月の顔見世興行で転倒し、頸椎を圧迫骨折。1月に入院して以降、療養を続けていた。座右の銘が「一生青春」だった藤十郎さんらしく、死去前日の11日には「前(髪)が伸びた。お年寄りみたいだ」と理髪師を呼び、きれいに散髪したという。

 12日に容体が急変。最期は扇さんらに看取られた。扇さんは「芸のために生まれ、役者として最後まで芸に生きた人。目の前ですーっと息を引き取った。大往生でした」と語った。

 人間国宝の尾上菊五郎(78)は「東の(市川)團十郎に対する西の藤十郎として関西歌舞伎の復興を目指し、上方和事にも力を注がれていた。兄さんには、もっと舞台に立ってほしかった」としのんだ。

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)も自身のブログで「素敵な大先輩で憧れです。おじ様を越える方はおそらく当面出てこない。歌舞伎界にとり、とても大変な損失です」とつづった。

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