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【織田哲郎 あれからこれから】さくらももこさんと作品づくり、最後にもう一度できたことに感謝 (2/2ページ)

 でも、「ナンセンスといえば織田さん」という言葉は初めて言われたのでとても面白くて、うれしく感じたものです。

 約30年たって、また一緒に作品を作れるということは、とてもハッピーで感慨深いものです。

 歌唱は、PUFFYの2人でした。さくらさんが相変わらず不可思議なイメージあふれる詞を書いてくれて、それにPUFFYなら、こうがいいかなあと考えながら、とてもスムーズに曲はできました。

 歌入れではPUFFYと会いました。彼女たちとはその前年の夏、あるコンサートで二十数年ぶりに会っていましたが、この2人があまりにも変わっていなくて、ルックスも声もまるっきり昔のままなのには、びっくりしました。

 出来上がった『すすめナンセンス』は17年10月からエンディングテーマとして流れました。

 そして18年8月、さくらさんが亡くなった、というニュースが突然入ったのです。もしかしたら17年にお会いしたときには、すでに闘病中だったのかもしれません。

 この世の定めとはいえ、縁のあった方が亡くなるのはとても哀しいものです。でも亡くなる前に、もう一度、一緒に作品を作ることができたのは、本当にありがたいことだったと思います。

 ■織田哲郎(おだ・てつろう) シンガー・ソングライター、作曲家、プロデューサー。1958年3月11日生まれ。東京都出身。79年のデビュー当初からCMやアーティストの音楽制作に携わる。現在「オダテツ3分トーキング」をYouTubeで配信中(毎週土曜日更新)。

 2021年1月9日(土)に、「織田哲郎 LIVE 2021『幻奏夜V』」を東京都千代田区のヒューリックホール東京で開催。プレイガイドで先行発売中。

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