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東映・岡田会長を襲った「急性大動脈解離」 高血圧や動脈硬化の人がなりやすく予兆なし (1/3ページ)

 急性大動脈解離のため18日に急逝したことが明らかになった東映グループ会長の岡田裕介氏。日本映画界を支える存在として、まだ71歳で現役バリバリだっただけに映画界に与えた衝撃は大きい。しかしこの病気は、決して他人事ではないことを誰もが心しておくべきだ。

 岡田氏は18日午後、東京都内の自宅で映画『いのちの停車場』の打ち合わせの最中に突然倒れ、病院に搬送されたが、そのまま帰らぬ人となった。その日の午前も普通に出社していたこともあって、誰もが驚きを隠せない。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は、「急性大動脈解離は血管の壁がもろくなり、裂けてしまう状態だ。予兆はないが、起きると強烈な痛みや吐き気に襲われ、突然死に至るケースのある恐ろしい病気。基本的に高齢者が多く、高血圧や動脈硬化のある人がなりやすい」と解説。

 一方で「血圧が上昇する冬の気温の低さも関係した可能性もある」と誰でも起きうる危険性を指摘。しかし、「一昔前は一度で亡くなる例も多かったが、現在は人工血管など治療法が進み、手術で助かるケースもある」という。

 その上で、予防法はないが、持病への注意が必要だという。

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