記事詳細

【こだわりの極意】断言!! レース映画の最高峰は「グラン・プリ」 本物モナコグランプリのレース中に撮るという暴挙! (1/2ページ)

 皆さん、『グラン・プリ』という映画をご存じだろうか? 日本では1967(昭和42)年に公開されたレース映画だ。

 ジェームズ・ガーナー主演で、日本からは世界の三船敏郎さんも参加されてる。もともとはスティーブ・マックイーン主演のはずが、なぜ降りたかが諸説ありすぎてハッキリしない。

 三船さんが、この映画はドキュメンタリーだから、スターはいらないと言ったとか言わなかったとか。また、シャンソン歌手の大御所、イヴ・モンタンがレーサー役で出演してるが、むちゃくちゃしゃれててカッコいいんだ!

 だが、何よりも、この映画の監督、ジョン・フランケンハイマーがすごい。本物のモナコグランプリのレース中に撮るという暴挙! 当然、レース場ではすべての人から疎まれ嫌がられ。でも諦めない、くじけない。

 早々にフェラーリが協力を断れば、短編に編集した映像をどうだ! とばかりにフェラーリ本社に映写技師を従えて乗り込み、無理矢理に見せたかと思うと、その結果、全員が超感動。フェラーリ全面協力となる!

 まるで、金と時間がかかり過ぎてるから、やめろ! といわれ、そこまで撮った映像を上層部に見せ、「黒澤くん! 続けなさい!」と言わしめた『七人の侍』の黒澤明監督のエピソードのようだ。

 今はブルーレイも発売されており、その特典映像に幸運にもメイキングがあるが、ジョン・フランケンハイマー監督は超完璧主義者で、とにかく現場で怒鳴りまくってたらしい。監督いわく「評価されるのは他の誰でもなく俺。ダメなら仕事がなくなり、良かったら仕事が山ほど舞い込む。だから厳しく言うんだ。それがみんなの気分を害していたならすまない」。

関連ニュース