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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「楽屋落ち」 バブルだったからこそ面白かった制作の「楽屋裏事情」ネタ (1/2ページ)

 4月改編でたくさんの番組が終了し、出演者が交代しましたね。そして「アナウンサーが交代するだけなのに、番組で大騒ぎしすぎるのでは」ということが話題になりました。花束を渡されて涙であいさつしたり、NGシーンや感動シーンなんかをまとめた「ご卒業VTR」を流したり、「卒業まであと何日」とカウントダウンまでしたり…確かにちょっとやりすぎ感はありますかね。

 「タレントが降板するならともかく、アナウンサーの交代なんて局内の人事の問題でしょ? そんなに騒ぐなら交代させなきゃいいじゃん」てことですよね。

 制作側の「楽屋裏事情」を番組でネタにする、いわゆる「楽屋落ち」の演出だと思いますが、もう視聴者にそんなに通じなくなりつつありますよね。

 たぶん「楽屋落ちの元祖」って『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)じゃないかと思うんです。それまでの番組、例えば『8時だョ!全員集合』(TBS系)ぐらいまでは、きっちり作り込まれた笑いをプロたちが台本通りやっていた。

 それが「ひょうきん族」では「ひょうきんディレクターズ」とか、裏方であるはずのテレビマンたちが表に出てきて、楽屋落ちで笑いを取るようになった。

 ひょうきん族以降は、『進め!電波少年』の「T部長」とか、いろんな番組で制作側が表に出て、番組制作の裏側を見せる演出が当たり前になったような気がします。

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