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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】ネット中傷への“粛清”が必要 「改正プロバイダー責任制限法」成立で人物の特定が容易に (1/2ページ)

 仮面舞踏会ではないが、不思議なもので、人は顔を隠すと、大胆になるようだ。

 ネット上で誹謗中傷を行った人物の特定を容易にする「改正プロバイダー責任制限法」がやっと参議院本会議で可決・成立した。

 今回、政府はやっと対策強化を進めたが、リアリティー番組『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラー、木村花さんが、悪質なネット中傷を受けて亡くなったことが大きな後押しとなった。過去においても、すでに数え切れない「犠牲者」がいるのは言うまでもない。

 今までは、ネットで中傷された場合、被害者が書き込んだ投稿者を特定するには、そのサイトを運営している事業者とプロバイダーの双方に開示を求める必要があり、2回の裁判が必要だった。その時代遅れの手続きを今回の改正法では、手続き1回で中傷などを書き込んだ人を特定しやすくする。

 ネットにおける自由な表現や双方向性を阻害するという反対意見もあるが、私はネットにおいては“特別”な自由自体がないと思っている。

 ここまでネットがリアル社会と絡み合っている時代、被害を受ける人の気持ちは、ネットでも駅前でも同じである。だから、ネットにおいて発言する側も、駅前で叫んでいると同じだと思って発言しなくてはいけない。

 実際にフェイスブックなど、実名発信が前提のSNSは中傷などのトラブルが比較的に少ない。犯罪の内部告発など以外は、「匿名」では自制するブレーキが緩むのが「本能」であるらしくロクなことにならない。

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